引用元:スポーツ報知
競泳の北島康介杯は20日に開幕する。19日は公式会見が行われ、五輪2大会連続平泳ぎ2冠で、大会会長の北島康介氏は「選手たちが活躍出来る場を、ということで冠を付けさせて頂いて2015年から8年目。今年もそうそうたるトップ選手が参加してくれる。選手の活躍も期待しながら、最高のパフォーマンスが出来るように準備をしていきたい」と語った。
今大会は昨夏の世界選手権代表など招待選手29人を含め、1441人が参加予定。メキシコから7選手も参加する。世界新記録100万円、日本新記録10万円、最優秀選手50万円の従来の賞金に加え、今大会から各種目の優勝者には5万円の賞金が設定された。特別企画として、最終日には競泳元日本代表選手らによるアーティスティックスイミングのパフォーマンスも行われる。
今大会は、長水路(50メートル)で行われる今年初のレース。世界選手権福岡大会(7月)の選考をかねる4月の日本選手権に向けても、重要な位置づけとなる。世界水泳福岡は、22年ぶりの国内大会。当時18歳で出場した北島会長も「僕の経験談ですが、国内で国際大会をやるというのは、国外で試合をやるのとはまた違ったパワーを発揮できるきっかけになる。ファンの応援を身近に感じることができる機会」と振り返る。
2001年大会は男子200M平泳ぎで当時の日本新記録を樹立し、銅メダルを獲得。07年の世界競泳(千葉)では3冠を達成するなど、日本での世界大会で強さを発揮してきた。北島会長は「パリにつなげるのは選手自身ですが、そこでいい結果を残せたら間違いなく五輪につなげるいい経験ができるかなと思いますし、自分自身もそうでした」と、現役世代に金言を贈った。報知新聞社