【高校陸上】男子投てき・山口翔輝夜(社)ハンマー投高校新を打ち立てた円盤投王者

引用元:月刊陸上競技
【高校陸上】男子投てき・山口翔輝夜(社)ハンマー投高校新を打ち立てた円盤投王者

活躍中の注目高校アスリートをフォーカスして紹介! 今回は男子投てきの山口翔輝夜選手(社3兵庫)にインタビューしました。8月の徳島インターハイでは円盤投で頂点に立ち、ハンマー投でも2位に食い込んだ山口選手。10月の栃木国体少年男子Aハンマー投では、13年ぶりの高校新記録となる68m99で優勝しました。マルチな才能を発揮した2022年シーズンを振り返りつつ、今後の目標などをうかがいました。

自然と声が出た国体5投目

――栃木国体ではハンマー投の高校新記録を樹立して優勝されました。

山口 国体ではハンマー投しか種目がなかったこともあり、インターハイ後は専門の円盤投の練習を少し控え、ハンマー投に集中して練習に励んできました。顧問の大久保(良正)先生が市尼崎高赴任された時に指導を受けた服部さん(優允/2016年インターハイハンマー投優勝)に練習に来ていただき、入りの最初のスイングや足の使い方など技術面はもちろん、試合の流れも含めて経験談をいろいろ聞くことができました。

――実際試合はいかがでしたか。

山口 栃木入りした際は、調子も上向きで、当日のコンディションも思っていたよりも悪くなく記録が狙える感触がありました。身体も軽く、試合前の練習投てきで67mぐらい飛んでいたので、1本目から気持ちを高めていました。68m22の県高校タイ記録を投げることができ、少し自分でもびっくりしました。

――高校新は5投目でした。

山口 最初に自己ベストが出ましたが県高校タイ記録だったので、2投目以降で1㎝でも先輩たちの記録を抜いて、できれば高校記録(当時68m33)も更新したい思いでした。1投1投細かな課題を確認して挑んだ結果が5投目の高校新記録につながったと思います。入りのスイングが決まったので回っている最中からハンマーに力を加えられている感触があり、自然と声も出ていました。高校新は出ましたが、高校生の間に70mオーバーを狙っていきたいと思います。

――インターハイは円盤投で優勝されましたが、ハンマー投は2位でした。

山口 インターハイも円盤投との二冠を目指していましたが、秋山君(玲二郎/四学香川西3)に及ばず2位と悔しかったので、国体は絶対にリベンジする気持ちでいました。インターハイも比較的落ち着いて競技できましたが、国体に向けてさらに質の高い練習を積めたこともあって、自信を持っていました。

――円盤投、ハンマー投の2種目に取り組むきっかけは。

山口 中学時代から円盤投に取り組んでいました。高校に入って、もう1つ力を入れる種目を選ぶ際、先生に勧められたのがハンマー投でした。最初はただ重いだけで、技術的にも難しそうだったので大丈夫かなと不安もありましたが、やっていくうちに記録も伸び、足の使い方など円盤投と共通する部分も多く、途中からは相乗効果もあって、やりがいを持って取り組めるようになりました。

――今後はどのように考えていますか。

山口 大学に進む予定ですが、これまで通り2種目に取り組むつもりで、将来的には、いずれか可能性のある方に絞り、東京世界陸上(2025年)、ロス五輪(2028年)を目指してがんばっていきたいと考えています。

――高校生活で一番印象に残っていることは。

山口 一番は2年生の時の福井インターハイです。自分の不注意から大会直前に足をケガして、ハンマー投は予選落ち、ランキングトップで臨んだ円盤投も9位と入賞を逃し、本当に悔しい思いをしました。あの経験があったからこそ、普段の生活から見直すことができ、それが今シーズンの結果につながったと思います。

タイトルとURLをコピーしました