兄の姿見て始めた枡田日菜果 来年のジュニアの日本代表入り、将来の五輪出場が目標【トライアスロン】

引用元:中日スポーツ
兄の姿見て始めた枡田日菜果 来年のジュニアの日本代表入り、将来の五輪出場が目標【トライアスロン】

小学6年生のときに、兄が大会に出場する姿を見て興味を抱いたトライアスロン。枡田日菜果(18)=三好高3年=は中学卒業後、三重県から愛知県へ移り、兄が所属するトライアスロンクラブALPHAに加わった。高い身体能力を生かし、世代トップクラスの選手へと成長。来年はジュニアの日本代表入りを見据え、将来的には五輪出場を目標に励んでいる。

 鉄人レースともいわれるトライアスロン。スイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(長距離走)で競う過酷な競技に、枡田は夢中になっている。

 「3つの種目を1つの競技としてできるというのがすごい魅力的です。あと、みんなすごくかっこいい自転車に乗っていて、自分も乗りたいと思ったんです」

 小学2年生の時からスイミングスクールで水泳、中学は水泳部がなかったことと「将来的にトライアスロンがやりたくて」陸上部に入部し、中長距離に取り組んだ。水泳、陸上とも三重県ではトップクラス。陸上の強豪高校から誘いもあったほどだった。

 高校進学を控えた中学3年生のとき、初めてトライアスロンの大会に出場した。オールキッズ中学女子3年生の部で5位。順位よりも「楽しい方が勝っちゃって」と当時を思い返す。今すぐ本格的にやりたい―。地元を離れ、兄の所属していた愛知県みよし市のALPHAに加入を決めた。

 親は「やりたいことをやったらいい。サポートできることをする」と後押ししてくれた。自転車を購入してくれただけでなく、今でもお米を届けてくれる。兄と一緒に住んでおり、ホームシックもなかった。

 日本トライアスロン連合の東海・北信越リージョナルリーダーでもあるALPHAの浅沼美鈴代表(41)は「最初は泣きながら練習するのがしょっちゅうでした。よく地面に転がりながら泣きわめいていました。小学生の男の子を預かった感じでした」と笑う。きつい練習が嫌というわけでなく、できない自分が歯がゆかった。

 それでも地道な練習をやり抜いた。筋力アップし、体重は高校入学時より10キロほど増えた。実力をめきめき付け、今では世代トップクラスに。同代表は「来年は確実にジュニアの日本代表を取りたいです」と期待を寄せる。

 「来年はジュニア最後の年。アジアの大会、世界の大会に出たいです。将来的には、やっぱりオリンピックに出たいという夢はあります」と目を輝かせる枡田。高校卒業後は大学に進学する予定だが、拠点は変えない。三重から愛知へやってきた女の子が、アジア、世界を目指す。

 ▼枡田日菜果(ますだ・ひなか) 2004年7月10日生まれ、三重県度会町出身の18歳。166センチ、55キロ。度会中3年のとき初めてトライアスロンの大会に出場。中学卒業後、兄・貴理丸が所属していた愛知県みよし市のトライアスロンクラブALPHAに加入した。昨年の日本U19選手権3位、今年の全国高校選手権2位。日本トライアスロン連合の強化指定選手。中日スポーツ

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