箱根駅伝75年連続出場を目指す日体大のエース藤本珠輝が予選会欠場濃厚

引用元:スポーツ報知
箱根駅伝75年連続出場を目指す日体大のエース藤本珠輝が予選会欠場濃厚

 第99回箱根駅伝(来年1月2、3日)で75年連続75回目の出場を目指す日体大のエース藤本珠輝(4年)が10月15日に東京・立川市で行われる予選会に欠場濃厚であることが2日、分かった。予選会は各校が14人を登録し、その中から12人が一斉スタートのハーフマラソン(21・0975キロ)に出場。上位10人の合計タイムで10校の出場枠を争う。日体大の玉城良二監督は、故障から復帰途上の藤本について3日締め切りの登録選手から外す考えを明かした。

 藤本は今年の第98回箱根駅伝では「花の2区」で5人抜きと奮闘(区間10位)。前半シーズン大一番の関東学生対校選手権(5月)では1部ハーフマラソンを1時間2分20秒の大会新記録で走破し、圧勝した。しかし、その直後から右足首などの故障に苦しみ、ようやく練習を再開したばかり。玉城監督は「大事を取って、というよりも、まだ予選会のハーフマラソンを走れる状態に戻っていません。登録メンバーに入ることはないでしょう」と丁寧に説明した。

 日体大は1949年箱根駅伝に初出場して以来、前回まで74年連続74回の出場を誇る。連続出場記録は中大の87回(1925年~2016年)に次いで歴代2位。継続中としては堂々のトップで、順調に出場を積み重ねれば、中大の記録に2035年に並び、2036年に超える。日体大にとって、絶対に途切れさせてはいけない大記録だ。もし、落選した場合、それは箱根駅伝史に残る「事件」となってしまう。

 エース藤本の欠場は痛いが、日体大はチーム一丸で予選会に挑む。主将の盛本聖也(4年)、分須尊紀(2年)ら藤本を除く主力は順調。1日に行われた日体大長距離競技会では予選会の出場資格(1万メートル公認記録34分以内)を満たすために、1万メートルの公認記録を持っていなかった山崎丞(1年)ら4人が余裕を持って、ほぼ設定タイムの29分32秒台でゴールするなど新戦力も台頭した。

 「夏合宿の時から予選会は藤本抜きで戦うことになるかもしれない、と主将の盛本を中心にチームは危機感を持って練習を積んできました。昨年(3位通過)、12人目のゴールは一番でした。今年もチーム12人目の選手のゴールはトップになるような戦い方をします。エースはいませんが、全員で戦います」と玉城監督は表情を引き締めて話す。

 藤本は強いメンタルが持ち味。夏合宿ではほとんど走ることが出来なかったが、自転車や水泳などで、常人離れしたトレーニングで心肺機能を追い込んでいるという。現在、軽いジョギングを始めており、10月中旬からスピードを上げたポイント練習を再開する予定。日体大は全日本大学駅伝(11月6日)は関東選考会で敗れ、出場権がないたため、藤本は箱根駅伝の本戦だけにターゲットを絞っていく。予選会を突破すれば、今回も日体大のエースとして快走が期待される。

 箱根駅伝優勝10回(歴代5位)を誇る名門。10月15日は日体大の底力が問われる一日となる。報知新聞社

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