池江璃花子、最後のインカレで「恩返し」の2冠締め 「自分の人生にとって大きな思い出になった」

引用元:スポーツ報知
池江璃花子、最後のインカレで「恩返し」の2冠締め 「自分の人生にとって大きな思い出になった」

 女子100メートル自由形決勝で、日大4年で女子主将の池江璃花子(22)=ルネサンス=が54秒26で優勝した。初日の同50メートルと合わせ、最後のインカレで自身初の2冠を達成。800メートルフリーリレーでも表彰台に上り「自分の人生にとって大きな思い出になった」と、万感の思いで学生水泳を終えた。同じく日大の世界選手権メダリスト・本多灯(3年)は、個人とリレーを合わせて5冠を達成した。

 ゴール直後のうれし涙も、仲間を抱き寄せると笑顔に変わった。池江のインカレ最後のレースは800メートルフリーリレー。4人で銅メダルをつかんだ。「こうやってチームメートと喜び合えたのは、自分の人生にとって一つ大きな思い出になった」。個人では、100メートル自由形を制し自身初の2冠も達成。背中で日大を引っ張り「チームメートへの恩返しができたかな」と、胸をなで下ろした。

 白血病の闘病中、一時退院してスタンドでの応援から始まった大学水泳。女子主将に就いてからは、チーム力向上のため月一度の部内練習会や記録会を企画した。地域の子どもたちが対象の水泳教室も学生主体で行い、サイン会ではペンを走らせた。「部の運営自体を大きく変えてくれた」と、上野広治監督。最後のインカレには、後輩に「緊張したら自分に話しかけておいで」と声をかけ臨んだ。伝統校の大役を務め上げた池江は「感慨深かった」と、この1年間をかみしめた。

 4日間で泳ぎ切った全10レース。疲れ以上に感じるものがある。「いつかこの瞬間が恋しくなる日が来るだろうし、もう大学が終わりなんだな、と言う実感がわかないというか…。さみしい気持ちでいっぱいです」。仲間と過ごした時間を胸に、次のステージへ進んでいく。(大谷 翔太)報知新聞社

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