400m個人メドレーで飛龍3年の杉山大晟が優勝…怒とうのスパートで逆転

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)の競泳が18日、高知市で行われ、男子400メートル個人メドレーは杉山大晟(たいせい)(静岡・飛龍3年)が優勝した。 ラスト50メートルで2秒17差を逆転した。怒とうのスパートを決め、ゴール後にほえた。「楽しいレースができた」と金メダルを見つめた。 「何でもプラスに」と言い聞かせて臨んだ。トップに3秒以上離された3番手で前半を折り返しても諦めない。平泳ぎで粘り、自信を持つ自由形で抜き去った。 設定タイムを上げながら、100メートル15本を3セットこなす飛龍伝統の練習でスピードとスタミナを養ってきた。その成果が大一番で発揮された。 体調を崩して来場できなかった顧問に成長した姿を見せたいとの思いもあった。「3年間の感謝を(泳ぎで)伝えられた。100点満点で120点です」。たくましさとともに、自身の想定を超える結果を手にした。

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