馬淵優佳、パリ五輪へ瀬戸大也と夫婦で「一緒に出られたら」…7年ぶり日本選手権Vで復活ののろし

引用元:スポーツ報知
馬淵優佳、パリ五輪へ瀬戸大也と夫婦で「一緒に出られたら」…7年ぶり日本選手権Vで復活ののろし

◆飛び込み 日本選手権最終日(7日・日環アリーナ栃木)

 女子1メートル板飛び込み決勝は、元世界選手権代表で昨年12月に現役復帰した馬淵優佳(27)=ミキハウス=が、242・90点で優勝。2017年に一度現役を引退し、約4年を経て第一線に戻ってきた馬淵が、2015年以来7年ぶりの日本選手権で日本一に返り咲いた。男子高飛び込みは今夏の世界選手権銀メダルの15歳・玉井陸斗(JSS宝塚・須磨学園)が、511・60点で4連覇した。

 馬淵が、復活ののろしを静かにあげた。7年ぶりに出場した日本選手権。過去に2度優勝した1メートル板飛び込みで、三たび頂点に立った。「優勝できて、今までやってきた9か月は間違ってなかったと感じました」。昨年12月の電撃現役復帰からわずか9か月で、日本一に返り咲いた。

 初日の3メートル板は、今夏の世界選手権代表3人にくらいつき4位。復帰後自己ベストも更新していた。この日は1本目でトップに立つと、5本の演技をまとめたが「もうちょっと出来るんじゃないかなと。金メダルを取りたい気持ちが強く出たかな」。勝ったうれしさの後に、悔しさもにじんだ。

 11年の世界選手権代表。17年5月に競泳の瀬戸大也(28)=TEAM DAIYA=と結婚し、同年に一度引退した。2児の母となり、夫婦の危機も乗り越え、活躍の場を広げていたが昨夏東京五輪で現役選手の活躍を目にして心が燃えた。親とアスリートの両立への挑戦。父で玉井陸斗のコーチ・崇英氏からは「子どもの面倒をクリアした上で頑張れるなら頑張ってみて。親としてはなんでもサポートするから」と、背中を押された。

 現在は家族のサポートも受け、栃木を拠点に週5~6日、1日約6時間の練習に励む。復帰の際に「一緒にやらない?」と声をかけてくれた五輪代表の榎本遼香とは、シンクロのペアを組む。見据えるのは五輪種目の3メートル板とシンクロ板での活躍。難易度を上げた新技にも挑戦する意向で「体も気持ちももっと強くしたい」と、上を向く。

 24年パリ五輪が、最も大きな挑戦となる。金メダル獲得に挑む瀬戸とも、切磋琢磨(せっさたくま)する。「壁は厚くて道のりは簡単じゃない。結果的に(瀬戸と)一緒に出られたらという思いもある。周りのサポートがあって目指すことが出来ているので、結果として皆さまにお見せできたら」。2度目の競技人生。確かな覚悟がある。(大谷 翔太)

 ◆馬淵優佳復帰までの経過

 ▽2015年9月 日本選手権女子1メートル板飛び込みで自身2度目の優勝

 ▽17年5月 瀬戸大也との結婚を発表

 ▽同11月 現役引退を発表

 ▽18年6月 第1子誕生

 ▽20年3月 第2子誕生

 ▽21年12月 石川県の中田周三杯で電撃復帰

 ▽22年1月 正式に現役復帰を表明

 ▽同3月 ミキハウスとの所属契約を発表

 ▽同6月 関西選手権で3メートル板、1メートル板の2冠達成

 ◆馬淵 優佳(まぶち・ゆか)1995年2月5日、兵庫・宝塚市生まれ。27歳。6歳から飛び込みを始める。2008年日本選手権は辰巳楓佳とのシンクロで、高と3メートル板の2冠。09年東アジア大会(香港)は3メートル板で銅メダル。11年世界選手権代表。17年に競泳日本代表・瀬戸大也と結婚、同11月に現役引退。2児の母となり、21年12月に現役復帰した。父は日本代表・馬淵崇英コーチ。報知新聞社

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