22歳花車優 銀「パリ五輪でも戦える自信に」“日本のお家芸”で新星エンジン全開

22歳花車優 銀「パリ五輪でも戦える自信に」“日本のお家芸”で新星エンジン全開

 「競泳・世界選手権」(23日、ブダペスト)

 競泳男子200メートル平泳ぎは、初代表で22歳の花車優(キッコーマン)が2分8秒38で銀メダルを獲得した。東京五輪王者のザック・スタブルティクック(オーストラリア)が2分7秒07で優勝した。男子100メートルバタフライの水沼尚輝(25)=新潟医療福祉大職=は準決勝で自らの日本記録を0秒05更新する50秒81で全体2位となり、決勝に進んだ。

 “日本のお家芸”の伝統を初出場の新生がつないだ。レースは150メートルまで横一線。花車は初の世界舞台でもひるむことなく、持ち味の後半の強さを発揮。東京五輪金メダルのスタブルティクックに食らいつき、2位でフィニッシュした。

 「この種目でしっかりと世界と戦わなきゃいけない使命感があった。粘り強くメダルを取れたのは、自分の強みが生きたと思う」と、会心のレースに胸を張った。

 水泳を始めたのは生後半年のベビースイミング。小学3年で大会に初出場し、そのころから専門は平泳ぎだった。転機は高校2年のインターハイ。100メートル平泳ぎで優勝し、04年アテネ、08年北京両五輪2冠の北島康介氏を育てた平井伯昌コーチからスカウトされた。

 東洋大に進学し、名伯楽の下で4年間地道に練習。卒業間近の3月の選考会で努力を実らせて、初の世界切符をつかんだ。

 目標は北島康介氏。北京五輪もテレビで観戦したと言い「8歳なので『わー、すごいな』という感じ。年を重ねるごとに憧れ、目標に変わっていった」と背中を追い続けている。

 武良をはじめ、日本記録保持者の佐藤翔馬ら、強豪ひしめく200メートル平泳ぎ。花車は「パリ五輪でも戦える自信になった」。24年パリ五輪へ向けて、22歳遅咲きの新生が名乗りを上げた。

 ◆花車 優(はなぐるま・ゆう)2000年1月28日、香川県出身。母親に連れられ、生後半年からベビースイミングを始めた。小学3年で大会初出場。丸亀高2年時にインターハイの100メートル平泳ぎで優勝した。東洋大に進学し、22年3月の選考会の200メートル平泳ぎで優勝して初の代表入りを決めた。憧れは北島康介氏。コーチは元日本代表監督の平井伯昌氏。好きな食べ物はうどん。181センチ、70キロ。

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