初代表とは思えない調整力と勝負強さ 男子200㍍平泳ぎ銀・花車優の強さを松田丈志さんが分析

引用元:スポーツ報知
初代表とは思えない調整力と勝負強さ 男子200㍍平泳ぎ銀・花車優の強さを松田丈志さんが分析

◆ 世界水泳  第6日(23日、ハンガリー・ブダペスト) 

 競泳男子200メートル平泳ぎ決勝で、初出場の22歳、花車(はなぐるま)優(キッコーマン)が、2分8秒38で銀メダルを獲得。松田丈志さんがその強さを読み解いた。

 花車選手は自己ベストには及ばなかったが、しっかりとチャンスをものにしたことに大きな意味がある。派手さはないが、コツコツと努力を重ねてきた選手。大舞台で初代表とは思えない技術、精神の安定を感じた。

 最後の50メートルでテンポを上げる得意のパターンで泳ぎ切った。決勝は後半勝負の選手が顔をそろえた。極端に前半から突っ込む選手はいなかったため、彼の得意なレース展開がそのまま全体のレース展開になっていたことも味方した。

 東京五輪銀メダルのカミンハ(オランダ)と、前世界記録保持者のチェプコフ(ロシア)の両選手が不在。2分6秒台で泳ぐ選手は日本記録保持者の佐藤翔馬、渡辺一平の両選手を含め世界にたくさんいる。力があってもスタート台に立てなかった選手がいる中、花車選手は、調整力と勝負強さが光った。

 自在に泳ぎのテンポを操ることができることが持ち味。タイプとしては200メートル寄りだが、近年100メートルの強化も進んでいる。100メートルのスピードをこれからもう一段上げていけば200メートルでの引き出しも増え、パリ五輪でメダルを狙える選手になる。

(北京、ロンドン、リオ五輪3大会連続メダリスト)報知新聞社

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