引用元:スポーツ報知
競泳の世界選手権(18日開幕・ブダペスト)代表の瀬戸大也(TEAM DAIYA)が5日、神奈川・相模原市内で行われた記録会に参加。世界水泳に出場する200と400メートル個人メドレーに臨み、それぞれ1分57秒80、4分13秒64で制した。
強化練習まっただ中で、疲労感もある中でのレース。瀬戸は「400は4分12秒くらい出したかったけど、200は57秒では絶対泳ぎたいと。しっかりと泳げていたので自信になった」。400で反省点に挙がった泳ぎを修正し、200では納得のタイム。「細かな修正もハンガリーではしていきたい」と、6日に渡欧してからの調整も見据えた。
3月から、16年リオ五輪女子200M平泳ぎ金メダルの金藤理絵さんを育てた加藤健志(東海大)氏に師事。加藤氏も「よくついて来ている」とうなる練習姿勢で、24年パリ五輪での金メダル獲得に向け基礎体力作りから徹底している。5月からは他の代表選手がヨーロッパでの転戦で実戦感覚を磨く中、瀬戸は国内で調整。「世界水泳で金を取りたいならレース勘は必要かもしれないけど、今は加藤コーチの元でギリギリまでいた方がいいと思ったので」と、今世界水泳もパリに向けての過程の一つと捉えている。
当然、日本代表という立場の自覚と根っからの負けず嫌いはある。「やっぱり日本を代表して行かせてもらうので。負けたくないのはある。出るからには勝負にこだわりつつ、今自分が持っているものをしっかり出したい」。パリで世界記録を狙う400Mでは、今季ここまで世界ランク1位。世界水泳で目標に掲げる4分7秒台は、金メダルも十分狙えるタイムだ。大会2連覇もかかる中「パリに向けて、自分がどういうスタートを切っているか確認する大会にしたい」と、気合いを入れた。報知新聞社