池江璃花子50メートル自由形も制し3冠!「自分の成長を認めてあげたい」

引用元:スポーツ報知
池江璃花子50メートル自由形も制し3冠!「自分の成長を認めてあげたい」

◆競泳 日本選手権最終日(1日、横浜国際プール)

 池江璃花子(21)=ルネサンス=は50メートル自由形を制して今大会3冠。自由形とバタフライの2種目で、アジア大会の派遣標準記録を突破した。

 悔しさに勝る充実感が、池江を笑顔にさせた。今大会10レース目、100メートルバタフライは58秒82の4位で表彰台を逃した。それでも「今日はきつかったというのもあるけど、それ以上に楽しかった気持ちの方が強い。自分の成長を認めてあげたい」。5種目に出場した4日間。最後まで泳ぎ切った疲労感も、確かな手応えだった。

 3月の代表選考会では、出場3種目全てで世界水泳の派遣記録にわずかに届かず。涙に暮れたが、アジア大会の追加選考を兼ねた今大会は、3種目で白血病の闘病による休養から復帰後ベストを更新した。10レースへの挑戦も、2種目を棄権した選考会の自分を超えるため。「3月は、逃げていた自分もいて。たくさんのレースを泳ぐことが不安だったりとか。でも今回挑戦することに意味があったと思っていて」。視線の先には、24年パリ五輪がある。

 今年最大の目標としていた世界水泳出場は逃したが、6月にはユニバーシアード、そして9月はアジア大会を控える。個人で国際大会に臨むのは4年ぶり。「ユニバーシアードの目標は複数種目でメダルを取ること。この復帰後ベストをきっかけに、どんどん記録を更新できたら」。一歩ずつ確かに、池江は前に進んでいる。報知新聞社

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